身体の歪みの解消

ゆがみ

身体のゆがみは、私たちの生活にいろいろな影響を及ぼします。

肩が凝る、足が上がらなくなってきた、O脚である、腰が痛い、頭痛がする、こういったさまざまな症状も、身体がゆがみバランスがとれなくなっていることによることも多いのです。

いつもカバンを右側で持っているとか、同じ足を上にしていつも組んでいるとか、生活習慣でアンバランスな動きを繰り返していると、そのアンバランスな状態が身体のあちこちに動きの制限や凝りなどをもたらしていきます。

生活習慣などの外側からの影響の他に内蔵の状態など身体の内側からの影響によって身体のゆがみが生じることもあります。この場合はゆがみを整えるだけでなく内蔵の状態を良くしていかなければ根本的な解決になりません。

生活習慣や、内蔵の状態などいろいろな要素を考慮しながら調整しなくてはいけません。

さらに個々人の持つ傾向や特性も考慮していく必要もあります。

私たちの体の特徴には個人差があります。
例えば、消化器の強い人・弱い人、呼吸器の強い人・弱い人、あるいは緊張するとトイレが近くなる人と遠くなる人など、 各人の身体的な特長は体の形態や能力とも密接に結びついています。
身体均整法では、多様な人間の個性を、頭からお尻にいたる領域の機能の発達と結び付けて、12区分して捉え、12種体型として表しています。
それぞれのタイプは、自律神経の特性や故障の傾向、運動系の発達や関節異常の表れ方に独特の個性を持っており、前後の傾き、左右の傾き、左右のねじれなどのゆがみを生じさせる要因にもなっています。

身体のゆがみは傾いた家のよう

傾いた家

身体のゆがみと病気との間には深いつながりがあります。
傾いた家屋では、家具や扉の開閉に不自由が生じるように、身体のゆがみも内蔵の不調和をもたらします。

しかし、人それぞれの身体のゆがみについて、深い洞察をもたず矯正を図れば、効果が挙がらないばかりかかえって不調を招く場合があります。
身体均整法は12種類のゆがみのタイプを発見し、身体のゆがみと病気との関係を深く研究した手技療法です。
この12種類の体型分析こそ従来の不可能を可能にする鍵なのです。
骨盤矯正、肩甲骨矯正、小顔矯正など、部分的な調整に特化した手技も多く見受けられますが、人の身体はそんなに単純なものでもありません。
あらゆる部位があらゆるところとつながっており、常に全体的な関連性を見ながら調整していく必要があります。
傾いた家の絵で紹介しましたが、私たちが目指しているのは、ゆがんだ柱を元に戻すことではなく、家全体を正しい状態へ持っていきたいのです。
整体の施術においては、あなたの中にある自然治癒力が最大限に発揮されるようサポートいたします。
強制的にゆがみを正すのではなく、全体的な機能の向上を目指すことにより、同時にゆがみが解消されていくことが望ましいのです。